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秦碧「慈しみの染花」作品集のご案内

ご縁があって染花(布を染め、花を作る)のアーティスト・秦碧(はたみどり)さんの作品(染花、器)を撮影しました。その写真で構成された秦さんの作品集「慈しみの染花」が出版されました。

概要は下記の通りです。

皆様どうぞお手にとってご覧いただければ、幸いです。

■ 著者:秦碧(はたみどり) *撮影:千代田路子(ちよだみちこ)

■ タイトル:慈しみの染花

■ サイズ:175mm(横)×215mm(縦)

■ ページ:68ページ(表紙除く)

■ ハードカバー

■ 価格:2,600円+税 *送料別途

■ 本に関するお問い合わせ、お買い求めは、下記にメールをお願いいたします。

■ 著者 秦碧からのご挨拶

命には限りがある。そんなあたりまえのことを意識しないで時は過ぎていました。しかし、2014年9月、私は乳癌と診断され、ステージはⅢbまで進行しており、それなりの動揺はありましたが、どこかで現実を静かに受け止める自分がいたのです。抗がん剤、手術、放射線治療を終えたあと、一年間の抗体療法。いつどんな状況になるのか予測 はできませんが、今、こうして元気でいることは確かです。そして、いつかは、この世の命の終わりがくることを意識できたことは、たくさんの気づきもあり、ありがたくも感じています。5年前、創作活動の拠点を、30年間過ごした東京から郷里の広島に移し、教室や展示会を広島ペースで進めていました。そして一 昨年、ちょうど戦後70年という節目の年を 迎え、改めて被爆地広島の一市民であることに思いを深くしたのです。作品集を出す「時」を与えられたように感じました。いのちの尊さ、平和への切なる願いを込め「染花・うつわ・墨文字」の世界を、ここに発表いたします。

■掲載写真例(広島市にある世界平和記念聖堂で撮影しました。)

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